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雪月花







自分の力で自分だけを
きっかりひとりぶん守る

その作業がどことなく嫌で
私は雨が嫌だと言い張りながら
実のところ傘を憎んでいたけれど

さしかけられる傘の なんと素敵なこと

片方ずつの肩を濡らす雨粒の なんと微笑ましいこと










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